『ステップアップノート30 古典文法トレーニング』「助動詞(五)『る』『らる』」の長文品詞分解

ここでは、利用者も多かろう『ステップアップノート30 古典文法トレーニング』(河合出版)に採録されている長文課題の、品詞分解解答例を掲載する。
なお、以下の二点にご留意いただくものとする。

  • 品詞分解例は本サイト主が作成したものであること
  • 品詞分解は具合によって(たとえば連語や複合動詞をどう分解するか)解答が異なること

「助動詞(五)『る』『らる』」(徒然草)の品詞分解例

大問十一(出典:『徒然草』)
◎品詞分解(名詞は基本的に非表示。非活用語は基本的に初出のみ。)

後徳大寺大臣(格助(主格))、寝殿(格助)(ワ上一・未)させ(使役・未)(打消意志・終)とて(格助)(格助)張ら(ラ四・未)(尊敬・用)たり(存続・用)ける(過去・体)を、西行(格助(主格))(マ上一・用)(接助)、「鳶の(ワ上一・用)たら(存続・未)(婉曲・体)(係助)、何(係助)(係助)くるしかる(シク・体)べき(推量・体)。此(格助(体修))殿の御心、さばかり(副助)(断定・用)こそ(係助)」とて、その後(係助)参ら(謙(作→大臣))ざり(打消・用)ける(過去・体)(格助)聞き(カ四・用)侍る(丁(作→読))(接助(逆確))、綾小路宮のおはします(尊(作→綾))小坂殿の棟に、いつぞや()縄を引か(カ四・未)(尊敬・用)たり(存続・用)しか(過去・已)(接助(順確))、かのためし思ひ出で(ダ下二・未)られ(自発・用)侍り(丁(作→読))(過去・体)(接助(偶然))まことや(感動)、「烏の群れ(ラ下二・用)(ワ上一・用)(接助)池の蛙を取り(ラ四・用)けれ(過去・已)ば、御覧じ(尊(人→綾))(接助)悲しま(マ四・未)(尊(人→綾))給ひ(尊(人→綾))(接助)なむ(係助)(格助)人の語り(ラ四・用)(過去・体)こそ(係助)さては()いみじく(シク・用)こそ(係助)(格助)覚え(ヤ下二・用)しか(過去・已)。徳大寺に(係助)いかなる(ナリ・体)(係助)侍り(丁(作→読))けむ(過去原因・体)

縦書き用データ

上記をより見やすく編集したデータを掲載する。適宜ダウンロードして学習に活用してほしい。

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