『ステップアップノート30 古典文法トレーニング』「動詞(二)」の長文品詞分解

ここでは、利用者も多かろう『ステップアップノート30 古典文法トレーニング』(河合出版)に採録されている長文課題の、品詞分解解答例を掲載する。
なお、以下の二点にご留意いただくものとする。

  1. 品詞分解例は本サイト主が作成したものであること
  2. 品詞分解は具合によって(たとえば連語や複合動詞をどう分解するか)解答が異なること

「動詞(二)」(伊勢物語)の品詞分解例

大問三(出典:『伊勢物語』)

◎品詞分解(非活用語は初出のみで、名詞は基本的に非表示。)

昔、男あり(ラ変・用)けり(過去・終)。人(格助(体修))(むすめ)(格助)盗み(マ四・用)(接助)、武蔵野(格助)(ワ上一・用)ゆく(カ四・体)ほど()(格助)、盗人なり(断定・用)けれ(過去・已)(接助(順確))、国の守(格助)搦め(マ下二・未)られ(受身・用)(完了・用)けり(過去・終)。女をば(連語)(くさむら(名))()(格助)置き(カ四・用)て、逃げ(ガ下二・用)(完了・用)けり(過去・終)。道来る(カ変・体)人、「()の野(係助)盗人(ラ変・体(撥))なり(伝聞・終)とて(格助)、火つけ(カ下二・未)(意志・終)(格助)(サ変・終)。女侘び(バ四・用)て、

武蔵野は今日は()焼き(カ四・用)(終助)若草の(枕詞(つま))(つま)(係助)籠れ(ラ四・已)(存続・終)我も籠れ(ラ四・已)(存続・終)

詠み(マ四・用)ける(過去・体)聞き(カ四・用)て、女をば(連語)とり(ラ四・用)て、共に()(ワ上一・用)往に(ナ変・用)けり(過去・終)

縦書き用データ

上記をより見やすく編集したデータを掲載する。適宜ダウンロードして学習に活用してほしい。

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