『ステップアップノート30 古典文法トレーニング』「助動詞入門」の長文品詞分解

ここでは、利用者も多かろう『ステップアップノート30 古典文法トレーニング』(河合出版)に採録されている長文課題の、品詞分解解答例を掲載する。
なお、以下の二点にご留意いただくものとする。

  • 品詞分解例は本サイト主が作成したものであること
  • 品詞分解は具合によって(たとえば連語や複合動詞をどう分解するか)解答が異なること

「助動詞入門」(竹取物語)の品詞分解例

大問六(出典:『竹取物語』)

◎品詞分解(名詞は基本的に非表示。非活用語は基本的に初出のみ。)

竹取(格助(体修))翁、竹(格助)取る(ラ四・体)(格助)、この子を見つけ(カ下二・用)(接助)()に竹取る(ラ四・体)(接助(偶然))、 ふしを隔て(タ下二・用)()ごと(接尾)(こがね)ある(ラ変・体)竹を見つくる(カ下二・体)こと重なり(ラ四・用)(完了・終)かく()て翁やうやう()豊かに(ナリ・用)なり(ラ四・用)ゆく(カ四・終)

この児、養ふ(ハ四・体)程に、すくすくと()大きに(ナリ・用おお)なり(ラ四・用)まさる(ラ四・終)。 三月ばかり(副助)なる(ラ四・体)程によき(ク・体)なる(断定・体)人になり(ラ四・用)ぬれ(完了・已)(接助(順確))、髪上げなど(副助)左右し(さう(サ変・用))て、 髪上げ(ガ下二・未)させ(使役・用)()()(サ変・終)。帳の内より(格助)(係助)出ださ(サ四・未)(打消・用)いつき(カ四・用)養ふ(ハ四・終)。 この児(格助(主格))容貌(かたち)けうらなる(ナリ・体)こと世になく(ク・用)、屋の内(係助)暗き(ク・体)なく(ク・用)光り(ラ四・用)満ち(タ四・用)たり(存続・終)。 翁、心地あしく(ク・用)苦しき(シク・体)時も、この子を見れ(マ上一・已)(接助(偶然))苦しき(シク・体)ことやみ(マ四・用)(完了・終)腹立たしき(シク・体)ことも慰み(マ四・用)けり(過去・終)

翁、竹を取る(ラ四・体)こと久しく(シク・用)なり(ラ四・用)(完了・終)。 いきほひ猛の者になり(ラ四・用)(完了・用)けり(過去・終)。 この子いと()大きに(ナリ・用)なり(ラ四・用)ぬれ(完了・已)ば、名を三室戸斎部(みむろどいんべ)の秋田を呼び(バ四・用)付け(カ下二・未)さす(使役・終)。秋田、なよ竹のかぐや姫(格助)付け(カ下二・用)(完了・終)。この程三日うちあげ(ガ下二・用)遊ぶ(バ四・終)。よろづの遊びを(係助)(サ変・用)ける(過去・体)。男は受け嫌は(ハ四・未)(打消・用)呼び(バ四・用)集へ(つど(ハ下二・用))て、いと()かしこく(ク・用)遊ぶ(バ四・終)

縦書き用データ

上記をより見やすく編集したデータを掲載する。適宜ダウンロードして学習に活用してほしい。

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